ばーさんの入院

困ったことになった。
実家の祖母（わけありで血はつながっていない）が15日だったか16日から入院したのだが。

くせもののばーさんなので、1日中つきそいがいるのだ。
昼は父が、夜は母が泊り込みで看ている。

父は体が弱いので、無理はできない。
母が無理をすることになってしまうのだが・・・。

くせもののばーさんは、10年前に私たち一家を追い出した。
それからずっと一人暮らしで、途中から保健施設のようなところに入った。
大部屋では生活できないような人なので、個室に入って悠々自適に過ごしていた。
父が週1回着替えを持って行き、母がそれを洗濯していた。

数日前から極度の貧血で真っ青（真っ白？）になり、病院に行き、即入院となった。
詳しい検査はまだだが、胃から出血してるらしい。
だから輸血と点滴を同時にしている。
とーぜん、管がくっついているのでトイレには行けないわけだ。

それでカテーテルで導尿しようとパンツを脱がせようとすると
「何するんだぁー！」
と叫び、それがダメならオムツだかナプキンもどきをあてようとパンツを脱がせると
「何するんだぁー！」
と叫ぶ。
腕をおさえている母の手にかみつこうともしたらしい。
そして管をはずそうとしたり、ベッドから抜け出そうとしたりで、見張っている母は寝ることもできないのだ。

ばーさんが寝ないので、眠剤を飲ませようとしたらしいが、飲まない。
眠れるよう注射を打ったらしいが、それでも寝なかったそーだ。

問題児ならぬ問題婆だ。

看護師さんも父と母がいったん帰るときは
「すぐ戻ってきてください。」
と言うらしい。

父はいいとして、母の体が心配になる。
昼は独りで子守。
夜は泊まりで見張り。

家に帰ってくれば休もうと思えば休めるし、寝ようと思えば寝れる、とは言っているが。
私もなるべく早めに帰ってきてはいるが、何の役にもたってない。
休みをもらって子守をしなきゃいけないだろーなぁ。

異動した学校が、あまり私の仕事がなくて助かった。
4月なのに17時台に職場を出ることができるなんて。
前任校なら考えられない。
その分他の人が仕事してるってことなんだろーけど。

くせものばーさんは、私たち一家を追い出しておきながら、いつまでも面倒をかけるんだなぁ。
（私にはあんまりかかってないけど。）

『憎まれっ子、世にはばかる』を地でいっている人である。
（ばーさんについて書きたいことは、いっぱいある。複雑なので長くなりそうだから書けない。くぅ。）